新専務理事 挨拶
活発な活動・発言に感動
協同をすすめて要求実現
松本 弘道
はじめまして、松本弘道です。私は山形県鶴岡市の生まれで、そのまちには庄内医療生協がありました。私はそこで40歳から15年間専務理事をつとめ、その後医療福祉生協連に移籍し、6年間常務理事の任にあたっておりました。これから東京西部保健生協の専務理事としてしばらくお世話になります。よろしくお願いいたします。
6月17日から勤務しております。勤務2日目には成田東西支部の青空健康チェックに参加させてもらい元気な姿に圧倒されました。医師・役職員との面談もさせてもらいましたが、まじめに任務に向き合っていると感心しました。併せて総代会での活発な議論を聞き率直に感じたことは、「元気な組合員とまじめな職員が、こんなに良い活動をしているのに何で赤字なのか?」です。
経営をたてなおすためには何か強化するべきツボがあると思われます。それはおそらくマネジメント(組織・経営の管理)の部分だろうと推察しています。なるべく早く「これをなんとかしよう」という点をみつけだし、皆さんとの議論のテーブルにあげるのが私の最初の仕事だと思っています。
また、行政との連携も今後の課題と認識しています。現在、杉並区は国のすすめる地域包括ケアと地域医療構想にそって、健康づくりや介護予防で結果を出さないと国から交付金が減っていく仕組みになってきています。つまり、私たちの健康づくりや事業活動は杉並区のために取り組んでいるつもりでなくても、頑張って取り組むことで結果的に杉並区に貢献していることになります。東京西部保健生協の取り組みを見える化し、行政との連携を拡げないともったいないと思っています。
最後になりますが、地域の組合員さんと職員の要求は必ずしも100%一致するとは限りません。一致した点について力をあわせて実現していくという「複合型」要求実現運動をすすめたいと考えています。そういう意味では各事業所は組合員さんに相談事を持ち込み、組合員さんも事業所に相談事を持ち込んで欲しいと思います。
経営を黒字にすることは目的ではありません。東京西部保健生協は「何を実現したいのか」という議論をおおいにすすめ、赤字では実現できないから経営改善を具体化し要求実現を目指すのです。
組合員、支部、役職員が目標に向かって一緒に汗をかくことで次々に要求実現がされるという経験をこれから皆さんとしていきたいと思っています。
総代会 挨拶より