平和のコーナー
国際条約として核兵器は禁止
被爆者の悲願が遂にかなう
1月22日ついに核兵器が国際条約によって禁止されることになりました。国連の発足時から課題となっていました。2017年7月7日に122カ国の賛成多数で可決されました。さらに、ここで50カ国を超える国の議会が批准したことを国連に報告。国際条約として禁止とされることになったのです。
被爆者の悲願がようやくかないました。しかしアメリカの核の傘のもとにある日本政府はこれに批准することを拒んでいます。杉並は原水爆禁止署名運動発祥の地(記念碑は中央図書館前)でもあり、日本政府に批准するよう要請する陳情を杉並の平和団体が区議会へ出しました。ところが、区議会ではいまだ審議もされていない状況にあります。
22日を新たなスタートとして日本政府に条約を批准するように求めていきましょう。
(S)
3月10日に思う
太平洋戦争中に東京への空爆は130回に及びその中でも一晩で10万人もの死者・行方不明者をだしたのが、この日でした。
被害を大きくするためにアメリカ軍は自国に下町を模した住宅を作り、どの爆弾が一番効くかの実験をした上での攻撃でした。日本も諸外国に多大な被害を与えてきた戦争の実相を今こそ、伝えていかなければなりません。
私の母たちは9日の深夜に逃げたので、叔母は今でも「3月9日だ」と言います。「行ってきます」「ただいま」が言える現在に感謝し、二度と人と人が殺し合う戦争をおこなわないために。
(N)