明けましておめでとうございます

2019.01.09
お知らせ

新年のごあいさつ

理事長 吉岡 尚志

地球環境の危機
地球が生まれて45億年。微生物が生まれ、地球と協力して酸素を生み出し35億年かけて現在の「地球大気」を作ったと言われます。生物が地上に出てきて4億年、その地球環境が人間の無秩序で、無法な活動でわずか300年、とりわけ戦後70年で危機にさらされています。

政治不信が蔓延
政治も同じです。他国への侵略を経て、敗戦を迎え、積み上げてきた民主主義の歴史もわずか数年で極めてきびしい状況を迎えています。昨年ほど国民の政治への信頼が揺らいだ年はありませんでした。政府文書の改ざん、隠蔽などが行政で行われていることが判明し、国民の強い反発を招きました。
沖縄県民が知事選はじめいくつもの選挙で民意を示しても沖縄の心に「寄り添う」とは言葉ばかりで、政府は辺野古の海の埋め立てを強行しました。

世界も激動
世界もまた激変の時を迎えています。トランプのアメリカだけでなくEU離脱騒動のイギリスもメルケルのドイツも混乱の中です。
米中の対立も深刻化の一方です。世界は理性ではなく、感情や思い込みが支配する方向に大きく舵が切られようとしています。

くらしやすい社会を
国保料のあまりの高さに驚き、呆れ、怒った人も多いでしょう。年収180万円の一人暮らしの高齢者が年間30万円を超える保険料を支払っています。8年前に比べ8万2千円以上も負担増になっています。さらに高い一部負担金も支払わなければならず、受診をがまんする人が増えています。若者から現役そして高齢者まで誰もが安心してくらせる社会保障制度が求められています。国民の心配と関心は健康と医療です。当生協の加盟する杉並社会保障推進協議会は高齢者が安心してくらせる社会を求めて老人医療無料制度の実現をめざします。
医療生協は組合員の皆さんが「このまちでくらす」ことを支えます。医療生協の経営を改善させ、事業と運動を守らなければなりません。役職員、組合員のみなさんのご協力を今年もよろしくお願い致します。

2019年めざすこと
●経営改善を達成する年にします
●国民健康保険の負担を減らす運動にとりくみます
●老人医療の無料化にとりくみます
●若者、現役、高齢者の連帯をつよめます
●「このまちでくらす」を支え続けます