教育学習月間を前に
今年も9月から生協強化月間になります。通信教育や各人がレポートを提出して生協運動を学びます。それを前に、虹のブックレット「つながりづくりは健康づくり」から抜粋して掲載します。
社会参加は健康長寿の最良の薬
会社でやりがいをもって働いていた人が定年になると、することがなくなり、はじめは責任やプレッシャーから解放され、いい気分になったりしますが、1カ月ほどたつと、寂しさを感じはじめ、脳を使う機会が減ります。社会的役割をもっていると、今日は13時にどこそこにいかなければならないから昼食は何時にするかとか、考えることがたくさんでてきて頭を使います。
老化の階段をゆっくり下りる
何歳まで働くべきか調査するアンケートの結果をみると、65歳を基準にして、男性の場合8年たつと、社会参加している人は2割、参加していない人は5割も生活自立度が下がっててしまうのです。一方女性の方は社会参加に関係なく、3割の低下となっています。社会参加をしていないと老化の階段を駆け下りることになりがちです。健康長寿を考えるうえで社会参加は非常に重要です。
認知症予防は60歳から
今までは80歳になってからなどといわれたこともありましたが、いまでは60歳からやった方がよく、世界的に認知症予防のターゲットは中高年とされています。小学生に勉強のお手伝いをしたり、本の読み聞かせなどもいいでしょう。言語訓練にもなりますし、何よりも元気をもらえます。社会貢献は身体と脳の健康に効き目抜群です。