順天堂大学と東京西部保健生協との協同

2020.04.08
報告

●タイからミョウ先生が来訪

阿佐ヶ谷北の都営住宅の集会場ではリーダーの山北さんを中心にころばん体操班が10年余りも毎週活動しています。この会場に順天堂大学国際情報学部の准教授のミョウ先生が見学にみえました。そして元気に体操している様子に強い関心を示していました。
終了後、参加者の皆さんに「いつから続けていますか」「効果はどうですか」「楽しいですか」など、30近く質問と交流が続きました。その中で、組合員の活動の中から様々なささえあい、認知症の初期症状の発見事例などの報告がありました。何より顔見知りになっていろんな場所で顔を会わせてもあいさつでき、話せることを参加者は楽しみにしています。
これまでも各地域のころばん体操班やサロンのとりくみを調査、取材に来て、医療生協の健康づくりの役割と効果に強い関心を寄せています。

●医療生協の実践を学びに

ミョウ先生の質問に積極的に答えます

ミョウ先生は、タイのチュラロンゴン大学出身で臨床医を経て、現在は高齢者の孤立問題の国際比較の研究を行なっています。同時にタイにおいて小規模な介護施設をWHO神戸オフィスから支援を得て1カ所実験的にスタート、今後、タイ政府は全土に広げることを検討しているとのこと。タイ政府の保健部門の高官もわたしたちの活動を見学に来ています。
健康づくりの実践と研究について当生協と順天堂大学国際情報学部との協同が具体化できれば、住民主体の健康づくりの意義が明らかになることが期待されます。